ロードバイクについて>細く、硬く、美しいデザインが可能な由緒或る素材、クロモリ

クロモリ…なんだか人の名前っぽいですね。
でもれっきとした自転車の素材です。

クロモリとは、鉄にクロームとモリブデンという物質を添加した素材であるところから来ています。

自転車の素材としてのクロモリの歴史は古く、先に紹介したロードバイク、ＭＴＢ、シティサイクルなど、
ほぼすべての車種で使われている由緒ある素材です。

クロモリの剛性や振動吸収性などは、かなり優秀ですが重量が他の素材に比べると重いです。

しかしアルミと違って限界点以下の衝撃であれば金属疲労が進行しないのが特徴です。
そして、強度があるのでチューブは細く、見た目がすっきりというかシンプルです。

多少ほうっておいても大丈夫、ガンガン乗り回しても多少のことではへこたれない堅牢さがあるので 、クロモリフレームは初心者向きの素材といえるでしょう。

昔は、競技用ロードバイクのフレームといえばクロモリ！！

と言われるほどでありましたが、今は完全にカーボンフレームにその地位を奪われました。


まとめると

○強度が高い
○振動吸収性はまずまず（疲れにくい）
○重い
○金属疲労しにくい
○多少ラフに扱っても大丈夫
○シンプルな見た目
○錆びやすい

と言った感じでしょうか。